【Story4】マルシェでは、”モノ”ではなく”コト”を売る?〈後編〉

「東京朝市・アースデイマーケット」(代々木公園けやき並木)で出会った、トコトワの磯部由美香さん

ORCHIDS Stories(オーキッズ・ストーリーズ)では、環境保全型農業の六次産業化・農商工連携を応援する目的で、ファーマーズ・マーケット(以下、「マルシェ」)の人気商品・ファーマーをご紹介しています。【Story4】は、9月26日(土)に「東京朝市・アースデイマーケット」(代々木公園けやき並木)で出会った、トコトワの磯部由美香さんです。〈前編〉〈後編〉に分けてお送りします。

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こんなことを心がけています

マルシェに出店する上で、心がけていることや工夫していることの一番は、”試食”だそうだ。というのも、トコトワさんの蜂蜜ジャムは、一般的なジャムと比べて甘さが控えめだ。そのため、お客さんには実際に試食をしてもらい、楽しんでもらうことを大切にしているということだ。また、トコトワ・磯部さんの蜂蜜ジャムのレシピ本『蜂蜜コンフィチュール』(115種類を掲載)も、接客時に大活躍している。もともと出版社側ではジャムを特集する予定だったが、”甘いジャムはもう間に合っているのではないか”という話になった。そんなとき、ひょんな縁からトコトワさんの蜂蜜ジャムが目に留まり、書籍化が実現したのだという。トコトワさんの蜂蜜ジャムが求められていることが証明された、象徴的なエピソードだろう。



トコトワ。磯部さんの本を使いながら、丁寧に説明してくれる。

レシピ本を使いながら、丁寧に説明してくれる。



ところで、磯部さんが果物にこだわるのには、あるきっかけがあった。磯部さんは以前は、自然食品の会社で企画やデザインを手掛けていたが、そうした専門の会社でさえ、果物100%の商品が少ないことに疑問をもっていた。その経験から、果物を食べる機会が減っている現代の人たちに、”果物に親しんでほしい”、”もっと果物を食べてほしい”という思いを抱くようになった。そうした磯部さんの強い思いが、トコトワさんの蜂蜜ジャムを単なる”モノ”を超えた”コト”として、お客さんを魅了しているのではないだろうか。



個人的には「あんずジャム」が印象的だった。あんずの果肉感と国産のあんずの特有の酸味が新鮮だった。

個人的には「あんずジャム」が印象的だった。あんずの果肉感と国産のあんずの特有の酸味が新鮮だった。

トコトワ・磯部さんのレシピ本『蜂蜜コンフィチュール』。

トコトワ・磯部さんのレシピ本『蜂蜜コンフィチュール』。

試しやすいハーフサイズもあり、セットにできるのが楽しい。

試しやすいハーフサイズもあり、セットにできるのが楽しい。




ORCHIDS Stories' メモ

いかがだっただろうか。マルシェに出店する目的はそれぞれであり、成果や手法に正解はないと思っている。そんな中で、ORCHIDS Storiesが、マルシェに出店中の方、出店を検討中の方を問わず、何かの参考になれば幸いだ。ぜひ”楽しい”機会となることを願っている。最後に、今回のインタビューを経て、筆者のメモを残しておく。

 

  1. 身近な疑問を起点に、商品を企画・デザインする
  2. 生産者に敬意を払う
  3. ”モノ”ではなく、”コト”を売る



「東京朝市・アースデイマーケット」(代々木公園けやき並木)で出会った、トコトワの磯部由美香さん

トコトワの磯部由美香さん。「ホンモノの果物の味を体験してほしいです。その後ろには”素敵なストーリー”があるんですよ。



ファーマーへのお問合せ・出店情報などはこちら。

蜂蜜ジャム トコトワ

http://www.tokotowa.jp



【Story4】おわり


大見謝 恵(Orchids Omisha株式会社 代表取締役)

1987年生まれ、デロイト トーマツ(経営コンサルタント)→個人投資家→Orchids Omisha㍿(オーキッズ・オオミシャ)を創業。『harmony and happiness』をビジョンに、環境保全型農業向け六次産業化・農商工連携コンサルティング、環境保全型農業向けPR戦略立案・実行支援、Jimdoを使用したWebサイトの制作・運用等を、全国各地で行っている。好きな言葉は、「人の行く裏に道あり花の山」。趣味は、自然派日本酒と、自然食。



Orchids Omisha 株式会社

http://www.orchids-omisha.com