【Story5】マルシェでは、絞るほど、広がる?〈前編〉

「Farmer’s Market @ UNU」(渋谷区神宮前)で出会った、市ノ澤栗園の市ノ澤創さん

ORCHIDS Stories(オーキッズ・ストーリーズ)では、環境保全型農業の六次産業化・農商工連携を応援する目的で、ファーマーズ・マーケット(以下、「マルシェ」)の人気商品・ファーマーをご紹介しています。【Story5】は、10月11日(日)に「Farmer’s Market @ UNU」(渋谷区神宮前)で出会った、市ノ澤栗園の市ノ澤創さんです。〈前編〉・〈後編〉に分けてお送りします。

ORCHIDS Storiesは、メルマガ「ORCHIDS Newsletter」(無料)でもお届けしています。


こんな商品をつくっています

市ノ澤栗園さんは、茨城県かすみがうら市で、栗の生産を手掛けている。かすみがうら市は、栗栽培に適した豊かな土壌に恵まれていると同時に、栗の生産において、最も歴史のある地域の一つだ。明治期より、開墾した土地に栗の植樹が始まり、市ノ澤栗園さんでは、その時代から大切に栗を育て続けている。

 

今回ご紹介いただいたのは、市ノ澤栗園さんの人気商品、「焼き栗」だ。海外産の栗を使用した甘栗などは日常的に出回っているが、国産の栗を使用した「焼き栗」は、なかなかお目にかかることがない高級品だ。



市ノ澤栗園さんの「焼き栗」。秋の味覚に食欲をそそられる。

市ノ澤栗園さんの「焼き栗」。秋の味覚に食欲をそそられる。



市ノ澤栗園さんの栗は、農薬、化学肥料を使用せず、燻蒸処理(収穫した栗を薬剤でいぶして虫が付かないようにすること。)をしていない安心・安全な栗だ。 「焼き栗」は、その栗を収穫直後に、0℃で1か月程度寝かせることよって、一般的な栗の2倍から3倍の糖度を実現させている。今回、マルシェで販売されていたのは、「国見(くにみ)」という品種だったが、時期により「利平(りへい)」、「銀寄(ぎんよせ)」などの他の品種もあるということだ。一般の人にとっては、栗に品種があるということ自体、意識する機会が少ないと思うが、市ノ澤さんによれば、品種によって風味、質感や用途が異なるのだという。ちなみに、今回の「国見」は、甘さが控えめで粘質があるタイプとのことだったが、筆者がいただいた個人的な感想としては、それでもなお、十分な甘さを感じることができた。「焼き栗」は生産量が限られているため市ノ澤栗園での直接販売か、Farmer’s Market @ UNUのみでの販売となるが、機会があれば、味比べをして好みの栗を見つけてみるのもおもしろいだろう。



「Farmer’s Market @ UNU」(渋谷区神宮前)で出会った、市ノ澤栗園の市ノ澤創さん。次から次へと、飛ぶように売れていく。

次から次へと、飛ぶように売れていく。



ここをお客さんに喜んでもらっています

「焼き栗」は、”とにかく甘い”ところが、お客さんに喜ばれているということだ。筆者も、毎年栗拾いを欠かさないほど栗が大好きで、栗にはうるさい方だと自負しているが、焼き栗がこれほどしっとりとしていて、甘いと思ったことはない。お店の前では、試食用に”大粒の”栗を丸々一個配ってくれるのだが、その場で食べた人たちからは、「おいしい~!」の歓声が次々に聞こえてくる。お店の前は常に人だかりで、終始、お客さんが途切れることがない。



「Farmer’s Market @ UNU」(渋谷区神宮前)で出会った、市ノ澤栗園の市ノ澤創さん

市ノ澤栗園の市ノ澤創さんからのメッセージ: 栗が苦手な人でも、うちの栗なら食べられるという人もいます。ぜひ一度食べに来てください。



ファーマーへのお問合せ・出店情報などはこちら。

市ノ澤栗園

http://www.ichinosawa.jp



〈後編〉へ続く


大見謝 恵(Orchids Omisha株式会社 代表取締役)

1987年生まれ、デロイト トーマツ(経営コンサルタント)→個人投資家→Orchids Omisha㍿(オーキッズ・オオミシャ)を創業。『harmony and happiness』をビジョンに、環境保全型農業向け六次産業化・農商工連携コンサルティング、環境保全型農業向けPR戦略立案・実行支援、Jimdoを使用したWebサイトの制作・運用等を、全国各地で行っている。好きな言葉は、「人の行く裏に道あり花の山」。趣味は、自然派日本酒と、自然食。



Orchids Omisha 株式会社

http://www.orchids-omisha.com