【Story5】マルシェでは、絞るほど、広がる?〈後編〉

「Farmer’s Market @ UNU」(渋谷区神宮前)で出会った、市ノ澤栗園の市ノ澤創さん

ORCHIDS Stories(オーキッズ・ストーリーズ)では、環境保全型農業の六次産業化・農商工連携を応援する目的で、ファーマーズ・マーケット(以下、「マルシェ」)の人気商品・ファーマーをご紹介しています。【Story5】は、10月11日(日)に「Farmer’s Market @ UNU」(渋谷区神宮前)で出会った、市ノ澤栗園の市ノ澤創さんです。〈前編〉・〈後編〉に分けてお送りします。

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こんなことを心がけています

市ノ澤さんに、「マルシェに出店するうえで工夫していることや、心がけていることはありますか?」と聞いてみた。市ノ澤さんからは、「お客さんに、直接きちんと説明をして、正直に言うことを大切にしています。」というお答えをいただいた。始めた当初はやり方に苦労もあったというが、”お客さんには納得してもらったうえで、買っていただきたい”という思いを、強く抱くようになったそうだ。

また、農薬・化学肥料を使用しないことについても、「時代によって変化するお客さんのニーズに応えていくことを大切にしています。」とのことだった。



お店の様子。大きな銅鍋に盛られた、あふれんばかりの「焼き栗」はインパクトがある。

お店の様子。大きな銅鍋に盛られた、あふれんばかりの「焼き栗」はインパクトがあり、お客さんも興味深げに足を止める。



そんな市ノ澤さんの考えの根底には、”自分のおじいさん、おばあさんが代々つないできた歴史を守りたい、途絶えさせてはならない”、という思いがあるという。市ノ澤栗園さんが築いてきたような歴史は、一朝一夕には真似できるものではないだろう。だからこそ、コアな部分を守りながらも、時代に合わせて変化、対応していく作業が必要なのではないか。受け継ぐ人がいることも素晴らしいが、受け継ぎたいと思えるものをつくり続けていることに、頭が下がる。お話をうかがいながら、市ノ澤栗園さんの「焼き栗」に、”歴史”を見たようだった。



市ノ澤栗園 ショコロンファームの、温もりのあるかわいらしい看板。

市ノ澤栗園 ショコロンファームの、温もりのあるかわいらしい看板。



ORCHIDS Stories' メモ

いかがだっただろうか。マルシェに出店する目的はそれぞれであり、成果や手法に正解はないと思っている。そんな中で、ORCHIDS Storiesが、マルシェに出店中の方、出店を検討中の方を問わず、何かの参考になれば幸いだ。ぜひ”楽しい”機会となることを願っている。最後に、今回のインタビューを経て、筆者のメモを残しておく。

 

  1. 販路を絞り、”ここでしか買えないもの”を提供する
  2. 商品ラインナップを絞り、”売りたいもの”を明確にする
  3. コアな部分はそのままに、時代に合わせて変化に対応する



「Farmer’s Market @ UNU」(渋谷区神宮前)で出会った、市ノ澤栗園の市ノ澤創さん

市ノ澤栗園の市ノ澤創さんからのメッセージ: 栗が苦手な人でも、うちの栗なら食べられるという人もいます。ぜひ一度食べに来てください。



ファーマーへのお問合せ・出店情報などはこちら。

市ノ澤栗園

http://www.ichinosawa.jp



【Story5】おわり


大見謝 恵(Orchids Omisha株式会社 代表取締役)

1987年生まれ、デロイト トーマツ(経営コンサルタント)→個人投資家→Orchids Omisha㍿(オーキッズ・オオミシャ)を創業。『harmony and happiness』をビジョンに、環境保全型農業向け六次産業化・農商工連携コンサルティング、環境保全型農業向けPR戦略立案・実行支援、Jimdoを使用したWebサイトの制作・運用等を、全国各地で行っている。好きな言葉は、「人の行く裏に道あり花の山」。趣味は、自然派日本酒と、自然食。


マルシェ情報


Orchids Omisha 株式会社

http://www.orchids-omisha.com