【Story21】マルシェでは、本音の“○○トーク”をしよう?〈前編〉

農業生産法人せとうちビオファーム、代表取締役の佐藤潤さん。

ORCHIDS Stories(オーキッズ・ストーリーズ)では、環境保全型農業の六次産業化・農商工連携を応援する目的で、ファーマーズ・マーケット(以下、「マルシェ」)の人気商品・ファーマーをご紹介しています。【Story21】は、2月13日(土)に太陽のマルシェ」(中央区勝どき)で出会った、農業生産法人せとうちビオファーム、代表取締役の佐藤潤さんです。〈前編〉・〈後編〉に分けてお送りします。

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こんな商品をつくっています

せとうちビオファームさんは、香川県小豆郡小豆島町(しょうずぐんしょうどしまちょう)で、オリーブの栽培・加工・販売などを行っている。小豆島といえば「オリーブ発祥の地」として有名だが、明治期に米国からオリーブの苗木を輸入・導入したのが起源で、大正期の初めには搾油ができるほどの果実が収穫されている。2008年には「オリーブ植栽100周年」を迎えるなど、その歴史は長い。今回、せとうちビオファームさんにご紹介いただいたのは、「小豆島産オーガニックエキストラバージンオリーブオイル」だ。

 

「小豆島産オーガニックエキストラバージンオリーブオイル」は、日本初、有機JAS認定の、小豆島産オリーブ果実を100%使用した、エキストラバージンオリーブオイル(一番搾りの未精製オリーブオイル)だ。同社の「ビオオリーブガーデン」では、小豆島の気候に合わせた草生栽培(草と共生させる栽培方法)、有機栽培を採用し、循環農法を取り入れるなどして、自然に近い状態で栽培している。収穫後に速やかに搾油したオイルは、加熱処理も化学処理も行っていないため、フレッシュジュースのような爽やかな香りと味わいが特徴だ。

農業生産法人せとうちビオファーム、代表取締役の佐藤潤さん。「小豆島産オーガニックエキストラバージンオリーブオイル」数量限定の”幻のオリーブオイル”は、生食用としていただくのがベストだ。和のテイストのデザインが素敵だ。

「小豆島産オーガニックエキストラバージンオリーブオイル」数量限定の”幻のオリーブオイル”は、生食用としていただくのがベストだ。和のテイストのデザインが素敵だ。

せとうちビオファームさんは、1998年から土壌改良を開始して、2012年に有機JAS認定を取得するなど、オリーブの栽培では後発だ。そのため、差別化を図るためにも、当時日本では不可能と言われていた、オリーブの有機栽培にチャレンジした。佐藤さんは、「固定観念が好きではないんです。やってみなければ分からないし、やってみて、だめなら諦めればいいと思うんです。現状にあぐらをかくつもりもありませんし、常にチャレンジャーでいたいですね。」とお話しいただいた。実際、取組みを続けていくごとに、メンバーも集まってきているという。「かっこよくいきたいですね。農業に興味がない人でも、自分たちに興味をもってくれたら嬉しいです。農業界も盛り上げたいです。」という佐藤さんたち自身が、最高に“クール”だ。

 

「引き続き、製品には全力を尽くします。ヨーロッパに負けてたまるかという思いもありますし、日本でつくるからには、ぜひ日本人に食べてもらいたいですね。いいものをつくれるところを見せて、農家に蔓延する固定観念も消したいと思います。気合い入れて、胸張って、やっていきますよ。」ということだ。「小豆島産オーガニックエキストラバージンオリーブオイル」は、せとうちビオファームさんの、こうした魂のこもった商品なのだ。

農業生産法人せとうちビオファーム、代表取締役の佐藤潤さん。「バージンエキストラオリーブオイル(ミッション)」。

「バージンエキストラオリーブオイル(ミッション)」

ここをお客さんに喜んでもらっています

“営業トーク”ではなく、“栽培トーク”が、お客さんからは特に喜ばれているという。せとうちビオファームさんはオリーブの栽培から加工、販売まで一貫して手掛けているため、「どういう思いで、どのようにしてつくっているのか」などを、鮮度高くお客さんに伝えることができる。日々の取組みがそのまま“ストーリー”となって、「(話が)楽しかったから買っていく」という方や、「もっと高くした方がいいのでは?」と提案してくれるお客さんもいるということだ。佐藤さんは、「ぜひ納得して買っていただきたいと思います。そうすれば、お互い幸せだと思うんですよね。お客さんの笑顔が見れると、めっちゃ嬉しいんです。」とお話しいただいた。来店するお客さん一人ひとりが、楽しそうに買い物をしている様子は、傍らで見ているこちらをも、楽しい気分にさせてくれる。

農業生産法人せとうちビオファーム、代表取締役の佐藤潤さん(写真左)。「ぜひ小豆島に、生産しているところを見にきてください。実際にご覧いただき、小豆島の良さを知ってほしいですね。」

農業生産法人せとうちビオファーム、代表取締役の佐藤潤さん(写真左)。「ぜひ小豆島に、生産しているところを見にきてください。実際にご覧いただき、小豆島の良さを知ってほしいですね。」

ファーマーへのお問合せ・出店情報などはこちら。

農業生産法人せとうちビオファーム

http://yamasanshoyu.co.jp/olive/

〈後編〉へ続く


大見謝 恵(Orchids Omisha株式会社 代表取締役)

1987年生まれ、デロイト トーマツ(経営コンサルタント)→投資→現在。  会社を離れ、みんなで食卓を囲むことの、ありがたさ・大切さを改めて実感。【食】のもつポテンシャルに魅了され、関連分野を中心に投資をしている。また自身の体調不良をきっかけに(今は元気!)、”ナチュラルな食事”に興味をもつ。現在、ナチュラルな食事をもっと手軽に楽しめる世界を目指し、志を同じくする事業者の方を対象にサポートを行っている。  好きな言葉は、「常識はそれほど常識ではない」(by ボルテール)で、”まず自分の頭で考える”ことを大切にしている。趣味はヨガで、パワーヨガ系のバプティスト パワーヴィンヤサヨガがお気に入り。


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Orchids Omisha 株式会社

http://www.orchids-omisha.com